「2021年年賀状」制作のご依頼をいただきました。Vol.1
携帯・スマホやオンラインで連絡が成り立つ今
「年賀状」という文化が衰退しているという。
私は毎年、年賀状で繋がっている友人やお世話になった方に加え
その年に出逢った取引先様やお客様にも「思い出して」ほしくて一筆添えて出す。約200枚。
年賀状についてる「お年玉くじ」もあるから、捨てられにくい広告としてもいいらしい。
たくさんに紛れちゃうような気もするけどね。確かに手元に残してある。
でも今年はどうなんだろう。人に会えなかった2020年。人恋しい年になってしまった今年。
私としてはいつも通り・・いや、いつもに増して
「元気にしてる?ご家族も無事に過ごしてる?来年こそは会いたいね」と、様子を伺いたい思う。
先日、SNSでご高齢の知人の方の「生きてる証」年賀状を毎年制作して元気をもらってる事をピックアップした際に
「あのふくよかな筆文字で、私の年賀状も作ってもらえない?」と
大好きな友人でもあるアーティフィシャルフラワーアレンジを手掛ける方からのご依頼があった。
とはいえ、衰退気味の年賀状、「本当に出されるのですか? 50枚くらい?」とこわごわ伺うと
「何言ってるの?200枚くらいはお願いするよ」って・・シツレイシマシタ~!!
お仕事としてきちんと「年賀状デザイン」を受けたことが無かった為
カウンセリングシートも作っておらず「ちゃんと受けるように準備しとかな」と
アドバイスを受け、反省しつつ
パーソナルデータや作ってほしいイメージなどの制作に必要事項を順にお伺いしていく。
今までホンマに感覚的にお仕事受けてたことを実感し、またまた反省。
「Salon de neneJ 」 を主宰される中山さんのアーティステックな作品や優しいお人柄を頭いっぱいに想いうかべながら、
年賀状のイメージを延々と考えたり、イラストや写真を選んだり、気に入っていただいたふっくらした筆文字を描いてみたり・・
パーソナルデータやQRコードの大きさなども懸念しながら、私からの提案も含めてあれこれイメージング。
まる一日くらいで、10パターンくらいのサンプルができた。「たたき台」といって
これを基に、イメージのすり合わせや、色の組み合わせ等をより好みのものに近づけていく為のもの。
「趣旨に沿ってますように・・気に入ったものがあればいいな」
【Vol.2に続く】